研究助成?研究員制度_2025年度

  2025年度 研究助成決定者(個別研究?共同研究)

高校生や一般の方々にも研究内容をわかりやすく理解していただくためにあえて平易な書き方をしています。

所属 職名 氏名 研究課題
経済学部
教授
小林 昭裕
文化的生態系サービスの視点から捉えた、自然公園における文化的景観の持続的管理
1749789198403
【概要】
本研究では、地域社会の中で何を契機に価値観を付与し、価値観が付与された資源特性に対し、地域社会がどのように共有?認識?記憶してきたのか、受け継がれてきた仕組みをもとに、自然公園の文化的景観の持続的管理を行うための知見を得ることを目的とします。文化的生態系サービスの視点を導入し、文化的景観の持続的保全管理の術を見出すことは、経済システム、技術システム、さらに社会システム形成の解明にも繋がる可能性を秘めます。 
経済学部 教授
小林 昭裕

山岳信仰地の参詣道における文化的景観が抱える課題の構造と解決手法
1749789218014
【概要】
山岳信仰地が有する文化的景観始原に対し、グローバルとローカルを双極とする次元と、集落住民、地域行政、外来者である観光客や巡礼者という立場の異なる利害関係者の次元というマトリクスを構成し、ランドスケープ的視座および社会生態学的視座から読み解きます。本研究では、参詣道の文化的景観が抱える課題について、集落レベルで環境との相互関係に着眼し、地理的?歴史的?自然立地的視点から履歴を紐解き、次世代へ文化的景観の価値を継承する学術的知見を得ます。
経済学部
教授
杉橋 やよい

イギリス2021年センサスにおける性別欄とSOGI項目の検討
1744682120532
【概要】

経済学部
教授
鈴木 奈穂美
「もうひとつの快楽主義」概念をもちいた倫理的消費の再定義と消費者のウェルビーイング
1744682224948
【概要】
倫理的消費には、社会正義や環境保護といった利他主義的動機のみではなく、他者が苦痛や不利益を被らないことによって得られる喜びや、自動車よりも自転車での移動を好むなど消費主義的ライフスタイルによって奪われてきた選択肢から得られる満足が存在することがあると言われています。これが「もうひとつの快楽主義」です。この研究では、ケイト?ソパーの「もうひとつの快楽主義」に注目して、倫理的消費を瑠解する理論を検討していきます。
経済学部
教授 砂山 充子
戦争記念物の国際比較
17446822761321744682334441
【概要】
本研究では「戦争記念物」についての国際比較を試みます。「戦争記念物」とは墓地、強制収容所跡、戦争博物館、平和博物館などの建造物、墓碑、銅像、記念プレートなどの記念碑だけでなく、戦禍や戦争に抗議する美術作品やヴァーチャルな空間に作られた博物館なども分析の対象とします。これらの「戦争記念物」が集団的記憶の形成、継承にどのような役割を果たしてきたのかを比較検討します。
経済学部
教授 野部 公一
ウクライナにおける地域農業生産構造の変化
1744682527034
【概要】
ソ連崩壊後、ウクライナは、農業改革を経て世界有数の食料輸出国となりました。しかし,ウクライナの農業生産(耕種および畜産)の推移および生産構造の変化は、州単位では明らかにされていません。本研究は,このような空白を埋め、ウクライナの主要農作物について,州別の播種面積?収穫量?ヘクタールあたり収量の変遷とその要因を明らかにすることにより,ウクライナ農業の将来を考える際の新たな知見を提供します。